再婚そしてハワイ移住。死別後の苦しみからの一歩

死別の苦しみから抜け出したい方や新たな人生を考えている方に、こんな人もいるんだ、と何か感じてもらえたら嬉しいなと思い、私の経験や日々感じたことをブログに残していこうと思います

雨の中、泣いていた若い女性・・・ハワイで見た光景

こんにちは。ハワイ在住のMichiyoです。日本はゴールデンウィークですね。

 

 

当然ながらハワイではゴールデンウィークというものはないので、特別な予定を立てることはないのですが、この数年間を考えると、前の夫を亡くした直後、ゴールデンウィークだからと言って特に予定もなく、かと言って何もする気が起きなくて、ゴールデンウィークが逆につらかった時期もあったなと思いました。

 

 

そんなことを考えていて、ハワイに来て数か月後、雨の日の夕方に車の中から見かけた若い女性のことをふと思い出しました。

 

 

その女性は雨が降る中、立ちすくんで泣いていました。

 

 

そこはバス停の近くで、彼女は道の方向を向いて立っていたので、バスを待っているのだと思いました。でも彼女はバス停の屋根で雨宿りすることもなく、濡れながら泣いていたのです。

 

 

夫と一緒にいた私は、「どうしたんだろうね。なんで屋根の下に入らないんだろうね」と話していました。

 

 

 

次の瞬間、彼女は

 

 

"I'm sorry."

 

 

 

と叫びました。

 

 

 

I’m sorryというと「ごめんなさい」という意味ですが、人が亡くなったことを聞いた時に、「お気の毒に」という意味で使うことも多いです。

 

 

そして私は、彼女が立っているバス停の前に、大通りをはさんで霊園があることに気づきました。

 

 

「誰かが亡くなったのかも」

 

 

私は夫に言いました。夫もそれを聞いて、「ああ、そうかも」と納得したようでした。

 

 

その翌日、買い物のために出かけて、もう一度同じ場所を通りかかりました。

 

 

翌日も雨が降っていました。

 

 

昨日の若い女性が同じ場所で泣いていました。彼女が向いているのが霊園の方向だったので、その時には私たちは彼女が誰か大切な人を亡くしたのだと確信していました。

 

 

数時間後、夕方になってもう一度通りかかったとき、彼女はまだそこで泣いていました。

 

 

その夜、用があって出かけた私たちは、その女性のことが気になってわざとバス停の近くを通ってみることにしました。

 

 

「もしも彼女がまだいたら、警察に電話するよ」と夫は言いました。夜遅くに若い女性が一人で暗いバス停にいるのは危なすぎると夫は考えたようでした。

 

 

でも私たちがバス停についた時には、そこにはもうその女性はいませんでした。

 

 

「ちゃんと家に帰れたかな」

 

 

私たちはそう話しました。

 

 

私は、あの時その女性が叫んでいたI'm sorryは、「ごめんね」という意味だった気がしています。

 

 

彼女がどんな関係の人を亡くしたかは分かりません。

 

 

でも、残された人にとって身近な人の死というものは、どんな亡くなり方でも、自分がしてあげられなかったことを悔やむ気持ちを残すものだと思うからです。

 

 

 

 

 

 

 

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