夫との出会い。必要な時、必要な人との出会いがあることを知った

死別後の出会いや恋愛

こんにちは。ハワイ在住のMichiyoです。

前の夫の三回忌が過ぎて二人で暮らした家を出た私でしたが、相変わらず将来のことを考えては不安な日々を過ごしていました。

でも一つ大きく変わったことがありました。前の夫を亡くしてから家を貸すまで、寝室のベッドで眠れず、毎晩リビングのソファーで寝ていた私が、部屋を借りてからは新しくベッドを買って、そこに眠るようになりました。

前の夫と一緒に選んだものばかりだった家を出て、自分の好みの家具を買い、カーテンも買い替えると、それだけでも何か明るい気持ちになりました。

それから一年も経たないうちに、私はハワイに行く計画を立てていました。ごく短期間の旅行でしたが、ハワイに行く二か月ほど前には、以前このブログに書いたことのある、ハワイ在住のスポーツインストラクターの女性にも連絡し、ハワイで会う約束をしました。

若いころ一人で海外に行ったことはありましたが、それ以来、二十年以上ぶりの一人での海外でした。一人で入国審査を受けるなんて久しぶりだったので少しドキドキしましたが、会ったこともない相手でも、知り合いがいるという安心感がありました。

到着当日にはスポーツインストラクターの女性と合流しました。飛行機ではほとんど眠れなかったのに、その夜にはその方がインストラクターをしているスポーツのレッスンを受け、夕食にも連れて行ってもらいました。明るく素敵な女性だとは思っていましたが、想像していたよりもさらに素敵な女性で、ハワイにいるとこんなふうになれるのかな、と考えたりしました。

「いい人がいるんだけど、会ってみない?Michiyoさんにぴったりだと思うのよね・・・」

その女性もまた、その時の私が決めていた相談相手の条件「幸せそうに見える人」の一人でした。 この人がそう言うなら、会ってみようかな・・・と不思議とそう思えました。

その女性から、相手の男性はとても仕事が忙しく、休みもなかなか取れないと聞いていたのに、その男性は私のハワイ滞在中、平日にも休みを取ってくれて、いろんなところに連れて行ってくれました。

ノースショアまでのドライブの途中、日本人があまり知らない彼のおススメの場所にたくさん寄って、綺麗な景色を見せてくれました。その合間合間に、「おなかすいた?おなかすいた?」と何度も聞いてくるのがなんだか可笑しくて、笑いっぱなしでした。

その男性が、今の夫です。

日系人ですがハワイ生まれ、ハワイ育ちなので日本に住んでいる日本人よりも明らかに浅黒く、手もゴツゴツしていました。

「この人は、自然に囲まれて、この島で生きてきたんだなあ」

そう思うと、なぜか胸がいっぱいになりました。

前の夫と死別してから、若くして配偶者と死別した方たちも含め、たくさんの出会いがありました。

自分で背を向けなければ、人生は必要な時に必要な人と出会えるようになっている。

それを改めて気づかせてくれた、人生捨てたものじゃないと思えた旅でした。

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