永代供養を選んだ理由とお墓に刻んだ文字

前の夫との死別後

こんにちは。ハワイ在住のMichiyoです。

前回までに書いたとおり、私は亡くなった前の夫の遺骨を分骨し、二人で住んだ街を見下ろす場所にある霊園に私が建てたお墓と、夫が生まれ育った場所にご両親が建てたお墓に納骨しました。

私は関西出身で、亡夫は関東出身。出会った当時は二人とも東京で働いていましたが、その後、亡夫が転職して少し離れた地方都市に引っ越したため、私も結婚を機に仕事をやめ夫の職場のある街で賃貸マンションで暮らし始めました。結婚後すぐに二人の家がほしいねと話すようになり、その二年後に家を建てました。

土地探しには苦労しましたが、東京からのアクセスのいい駅からすぐ近くの土地を見つけ、そこに建てた家は二人の希望をほぼ叶えたものだったので、夫はその家をとても気に入っていました。

土地も家も二人の結婚生活の象徴のような気がして、私はその近くにお墓を建てたいと思いました。交通の便がよく、仮に何年かしてほかの場所に引っ越したとしても、お墓参りに来やすいというのも大きな理由でした。

ただ、私には子供がいなかったので、もしも歳をとって私が頻繁にお墓まいりに来れなくなっても、きちんと供養してもらいたい。それが私が永代供養を選んだ理由でした。

その霊園でお墓を建てる際、名前だけでなくほかの文字を入れてもらえると聞き、私は夫の名前の中から、夫が特に気に入っていた「雅」(みやび)という文字を一文字だけ入れてもらいました。

お墓に入れたこの一文字が後々、今の夫とのちょっとした出来事のきっかけになったのですが、その話はいずれ。。。