再婚そしてハワイ移住。死別後の苦しみからの一歩

死別の苦しみから抜け出したい方や新たな人生を考えている方に、こんな人もいるんだ、と何か感じてもらえたら嬉しいなと思い、私の経験や日々感じたことをブログに残していこうと思います

思い出の品を手放すタイミング ドラマ「God Friended Me」を観て思ったこと

こんにちは。ハワイ在住のMichiyoです。

 

 

私は昔からドラマや映画が好きなのですが、ハワイに住むようになってからは、アメリカの連続ドラマもよく観るようになりました。

 

 

その中で、最近好きなのが、「God Friended Me」というドラマです。

 

 

このドラマで、先週(3月24日)に放送されたエピソードについて特に気になったので紹介したいと思います。

 

【このドラマを見ていらっしゃる方へ】

・英語で観たものを翻訳しているので私の解釈が間違っている部分があるかもしれませんが、ご了承ください

・2019年3月24日放送「Return to Sender」の回を最後まで観ていない方は、あらすじを書いていますので、この後は読まない方がいいかなと思います。

 

 

 

 

まずは簡単にドラマの設定から。 

 

 

 

主人公は牧師の父を持ちながら、自らは無神論者の青年、マイルズ。マイルズは子供の頃に実の母を亡くしています。

 

 

マイルズのFacebookに、ある日「GOD(神)」というアカウントから友達リクエストが届きます。

 

マイルズは無神論者なので、相手にしないのですが、あまりにしつこいので友達になります。

 

その後、友達サジェスチョン(日本でいうと「知り合いかも」だと思います)に出てきた人に街で出会って偶然助けるという出来事が起こります。

 

 

助けた人を友達登録したことによってさらにほかの人が友達サジェスチョンに出てきて、その人も誰かの助けを必要としている。そういうことが続くようになり、マイルズは友達サジェスチョンに出てくる人は、何か助けが必要な人だということに気づきます。

 

 

基本的に一話完結でのエピソードなのですが、実は以前助けた人と今回助けた人が不思議な関係でつながっていることが後になって分かったりします。

 

 

それでもマイルズは無神論者なので、その友達サジェスチョンを神からのものだとは思っていなくて、「GOD(神)」というアカウントを誰かが後ろで操っていると思っています。その誰かをつきとめるためにも、マイルズは友達サジェスチョンが出るたびに、その人のことを助けるようになります。

 

 

 

 

ここまでがドラマの大まかな設定です。連続ドラマなので主要な登場人物はほかにもたくさんいるのですが、今回書きたい趣旨に必要な最低限の説明にとどめています。

 

 

 

で、本題なのですが、今回ご紹介するエピソードでは、最初にマイルズに届いたのは友達サジェスチョン(知り合いかも)ではありませんでした。

 

 

「GOD(神)」のアカウントが、ある夫婦がFacebook マーケットプレイスで売った商品に対しての評価(星5つの評価)をした、という内容でした。

 

 

その夫婦の名前はベンソン夫妻(夫リチャード・ベンソンと、妻カレン・ベンソン)。

 

 

マイルズが、いつもと違うなあと思っていると、マイルズのもとに荷物が届きます。なんとそれはベンソン夫妻からのものでした。

 

 

もちろんマイルズに覚えはありませんが、確かに送り状に書かれている住所はマイルズの住所です。受取人の名前はジェン・レイビーという知らない女性の名前でした。

 

 

ベンソン夫婦について調べる中、マイルズは、その夫婦が3年前に当時10歳だった娘・アンドレアを亡くしていたことを知ります。

 

 

気になったマイルズは、差出人の住所に書かれていたベンソン夫妻の住所まで直接その荷物を返しに行きます。

 

 

妻カレンは、マイルズが手に持っている荷物を見て喜び、「やっぱり手放すべきではなかったってことよ」と、受け取ろうとします。

 

 

でも夫リチャードはカレンを阻止し、マイルズを追い返します。

 

 

しばらくして、リチャードがマイルズのもとを訪れます。考えた末、その荷物の中に入っているものを売るのをやめることにしたとリチャードはマイルズに話します。

 

 

その荷物の中に入っていたのは亡娘アンドレアが使っていたバイオリンでした。アンドレアが脳動脈瘤でこの世を去ったのは、三年前の明日だといいます。

 

 

ネットでジェン・レイビーという女性がバイオリンを探していることを知り、リチャードがバイオリンを譲ろうと思ったのには理由がありました。

 

 

音楽を愛し、バイオリンを弾くのも大好きだったアンドレア。

 

 

アンドレアは、バイオリンが誰からも弾かれないまま、埃をかぶっていくよりも、誰かに弾いてもらえることを望むに違いない。

 

 

リチャードはそう考えました。そして、妻カレンはそれを誰よりも理解しているはずだと思ったと言います。

 

 

妻カレンは、バイオリン指導者であり、音楽教師だったからです。

 

 

でもカレンの反応は違いました。カレンの中ではアンドレアの死は昨日のことのようで、彼女の弾いていたバイオリンを手放すことは辛すぎたのです。

 

 

一方のリチャードは、このままだと夫婦の関係がダメになると感じていました。

 

 

3年の月日が流れる間に、カレンとの夫婦関係をまるで他人と過ごしているかのように感じ始めてしまっていたのです。

 

 

 

 

 

「バイオリンを手放さないことが、本当にカレンを助けると思ってる?」

 

 

マイルズはリチャードに聞きます。リチャードの答えはNOでした。それでもそのバイオリンがあることでカレンの気持ちが安らぐならと、リチャードはバイオリンを手放さない決断をしたのです。

 

 

「バイオリンにはできるけど、僕にはできないことだから」リチャードはそう言います。

 

 

マイルズはリチャードに荷物を返そうとします。ところが、荷物はマイルズの手元からなくなってしまっていました。何かの手違いか、荷物が宅配業者から集荷されてしまったのです。

 

 

ベンソン夫妻に必ずバイオリンを届けると約束したマイルスは、同僚の手を借りて宅配業者にコンタクトをとり、その荷物を手元に戻す手配を始めます。

 

 

その翌日、マイルズのFacebookに友達サジェスチョンが届きます。

 

 

それは、マイルズの父の現在の恋人でもあり、中古楽器店に勤めるトリッシュでした。

 

 

トリッシュとカレンがFacebook上での友達だと知ったマイルズは、カレンについて話を聞こうとトリッシュ中古楽器店に向かいます。

 

 

トリッシュによると、カレンとは音楽を通じて知り合い、Facebookで友達になったものの、最近は交流はなさそうでした。

 

 

トリッシュとの話を終え、マイルズが中古楽器店を出ようとしたとき、店にある女性が入ってきます。

 

 

その女性はバイオリンを探していました。

 

 

「今は在庫がなくて」というトリッシュ

 

 

それを聞いて女性はとても困った様子です。

 

 

「実は、中古でいいバイオリンを買ったんだけど、いくら待っても届かなくて・・・。売ってくれた人にも連絡がつかなくて。今夜は娘のリンジーの初めてのリサイタルなの」

 

 

リンジーは13歳。その女性は、ずっとボロボロのバイオリンを使っていたリンジーに、リサイタルでいいバイオリンを弾かせてあげたくてバイオリンを買ったのだといいます。

 

 

マイルズはこの女性がベンソン夫妻からバイオリンを買った人だとピンときます。

 

 

「もしかしてジェン・レイビー?」 

 

 

「どうして知ってるの?」

 

 

「実はそのバイオリンを知ってるんだ・・・」

 

 

 

ジェンは目を輝かせます。

 

 

 

「でも、ベンソン夫妻はバイオリンを手放すのをやめたんだ」

 

 

それを聞いてがっかりした様子のジェンに、マイルズは「リサイタルにバイオリンを使えるようにできるかもしれない」と話します。

 

 

とは言っても、バイオリンは今はマイルズの手元にはありません。

 

 

一度家に帰ったマイルズは、ベンソン夫妻からの荷物がマイルズの住所に届いたのも、以前から知っているトリッシュの友達サジェスチョンがこのタイミングで届いたのも、すべてが「GOD(神)」のアカウントの後ろにいる人物が仕組んだことだと考えます。

 

 

そんなマイルズの元へ、同僚の協力のおかげでバイオリンが入った荷物が戻ってきます。

 

 

ベンソン夫妻の家を訪れたマイルズが「バイオリンを見つけたんだ」と言うと、カレンの表情は一瞬で明るくなります。でも、マイルズはバイオリンを持っていません。

 

 

「バイオリンを買った人に返してきたんだ」

 

 

マイルズがそう言うと「なんでそんなことをしたの」とカレンはマイルズを責めます。

 

 

マイルズは、バイオリンを買ったジェンの娘がバイオリニストで、今夜リサイタルがあることを話しますが、カレンは納得しません。

 

 

アンドレアを亡くした時から私たちは未来を失ったの。アンドレアが成長して、恋をして、結婚して、カーネギーホールで演奏して。そんな未来を3年前の今日、すべて失って、まだ昨日のことみたいに感じるのよ」

 

 

そんなカレンをリチャードはなだめようとします。でもカレンには通じません。

 

 

「あなたが前に進む準備ができてることは分かってる。でも私にはできない。どうすればいいのか分からないの。自分が誰なのかも分からないのよ。ただ彼女の思い出を全力で守ろうとしてるの。アンドレアが何よりも好きだったものを手放してしまったら、彼女を思い出せる物をなくしてしまう」カレンは泣きながらそう訴えます。

 

 

マイルズは「思い出の品を手放すことと、その人のことを手放すのとは違うよ」と言い、ジェンの娘、リンジーのリサイタルへと夫妻を誘います。

 

 

「バイオリンはリサイタルの後返すこともできるから」

 

 

マイルズはそう告げてその場を後にし、リサイタルの会場の客席でベンソン夫妻が現れるのを待ちます。

 

 

でも、そこに現れたのは夫リチャードだけでした。

 

 

リチャードはリンジーのバイオリンの音色に涙を流します。

 

 

「目を閉じるとアンドレアの演奏を聴いてるみたいだ」

 

 

 

 リチャードはマイルズに、亡娘アンドレアの初めてのリサイタルの時のことを話します。

 

 

カレンは、娘の初めてのリサイタルにあまりに緊張して、演奏の間、リチャードの手を強く握っていたといいます。

 

 

「もう、カレンがそんなふうに自分の手を握ることはなくなってしまった」

 

 

リチャードは、マイルズがこのリサイタルに誘ってくれたことを夫婦の関係を元に戻す最後のチャンスかもしれないと思い、カレンを誘ったといいます。でも、カレンは一緒には来ませんでした。

 

 

リチャードはマイルズにお礼を言うと、リサイタル会場を後にします。

 

 

リサイタルが終わると、マイルズはジェンとリンジーに話しかけている一人の男性を目にします。その男性はマイルスが「GOD(神)」とFacebookで友達になってから初めて届いた友達サジェスチョンで助けた医師でした。

 

 

男性はリンジーの担当医だったのです。

 

 

リンジーは3年前の今日、生死をさまよっていましたが、その医師のおかげで一命をとりとめたと言います。

 

 

その夜、マイルズはベンソン夫妻のもとを訪れます。

 

 

マイルズはジェン、そして娘のリンジーと一緒でした。リンジーはバイオリンを持っていました。

 

 

バイオリンを目にした瞬間、カレンの目は輝きます。カレンはマイルズに「約束を守ってくれてありがとう」と言うと、愛おしそうにバイオリンを見つめます。

 

 

「それ以上のものを持ってきたよ」

 

 

マイルズは言います。

 

 

「リチャードが、目を閉じるとアンドレアが演奏してるみたいだって言ったのは正しかったよ」

 

 

3年前の今日、心不全で瀕死の状態にあったリンジーに施された心臓移植手術。移植された心臓のドナーこそ、夫妻の亡娘アンドレアだったのです。

 

 

ベンソン夫妻はアンドレアが亡くなり、最後に臓器移植に同意しましたが、誰に移植されたかは知らされていませんでした。

 

 

「私が病気だった時、もしも生きられたらやりたいことのリストを作ったの。その一つが楽器を習うことで。だからママが中古楽器店に連れて行ってくれたの。その時、なぜかバイオリンが私に話しかけてるような気がして。その理由が今分かった」リンジーはそう話します。

 

 

そしてリンジーは「アンドレアはあなたに持っていてほしいと思う」と、バイオリンをカレンに差し出します。

 

 

カレンはバイオリンを受け取ると、愛おしそうに抱きしめ、「ありがとう」と言って涙を流します。

 

 

そしてカレンは意を決したように「これはあなたが持っているべきものよ」とリンジーに言います。

 

 

「このバイオリンが、アンドレアの心に戻る道を見つけたんだもの」

 

 

カレンはリンジーにバイオリンを手渡し、「演奏を聴けなかったから、聴かせてくれる?」と言います。

 

 

リンジーは微笑んでうなづくと、カレンの前でバイオリンを弾きます。

 

 

リンジーの演奏を聴きながら、カレンはリチャードの手をそっと握ります。

 

 

 

数日後、マイルズが訪れたベンソン夫妻の自宅には、カレンからバイオリンを教わるリンジーの姿がありました。カレンは笑顔でバイオリンを教えています。

 

 

「カレンがあんな風に微笑むのを久しぶりに見たよ」リチャードはマイルズにそう話すと、嬉しそうに二人の姿を眺めるのでした。

 

 

 

 

 

 

 

長くなってしまいましたが、これがこの回のエピソードのあらすじです。

 

 

 

設定上、現実離れしている部分はもちろんあります。

 

 

でも、このエピソードを見て、身近な人を亡くし、その悲しみから前に進めるようになるまでにかかる時間は人それぞれで、誰も強引には立ち直らせることはできないということ、でも必ず、そこから一歩踏み出せるきっかけが訪れる。そのメッセージを感じて、ここに書きたくなりました。

 

 

亡くなった人の大切な思い出の品を手放すタイミング、手放し方。

 

 

前の夫を亡くしてから、私も色々と葛藤してきたことですが、思い出の品を手放すことは、必ずしもその人との思い出を手放すことではないと改めて思いました。

 

 

 


 

 

 

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