再婚そしてハワイ移住。死別後の苦しみからの一歩

死別の苦しみから抜け出したい方や新たな人生を考えている方に、こんな人もいるんだ、と何か感じてもらえたら嬉しいなと思い、私の経験や日々感じたことをブログに残していこうと思います

遺産相続。思い出の詰まった家は譲りたくない

こんにちは。ハワイ在住のMichiyoです。

 

前の夫との間に子供がいなかったので、前の夫が亡くなった際には夫の両親にも相続の権利がありました。(子供がいれば配偶者と子供に相続されます)

 

私への相続は3分の2。ご両親それぞれに6分の1ずつ(合計3分の1)という割合です。子供のいない夫婦で夫が亡くなった場合、ご両親が残された妻にすべて譲るというパターンも多いようですが、私の場合はそうはなりませんでした。

 

 

夫は30代前半で土地を買い、家を建てました。そして、少しでも早くローンを返し終わりたいと、夫が亡くなる寸前まで、何かあったときのための貯金だけは残して、二人の収入のできる限りを繰り上げ返済に充てている状況でした。

 

以前にも書きましたが、私は関西出身で、亡夫は関東出身。出会った当時は二人とも東京で働いていましたが、その後、亡夫が転職して少し離れた地方都市に引っ越したため、私も結婚を機に仕事をやめ夫の職場のある街で賃貸マンションで暮らし始めました。結婚後すぐに二人の家がほしいねと話すようになり、その二年後に家を建てました。

 

土地探しには苦労しましたが、東京からのアクセスのいい駅からすぐ近くの土地を見つけ、そこに建てた家は二人の希望をほぼ叶えたものだったので、夫はその家をとても気に入っていました。

 

 

前の夫が亡くなり、ご両親と遺産相続の話を初めてした時、義母が最初に口にしたのが、「家は共有名義にしない?」という言葉でした。

 

私はその言葉がとてもショックでした。夫のご両親から引き継いだ土地でもなかったし、家もすべて夫と二人で考えに考えて作り上げたものだったからです。私にとってはその家と土地は二人の結婚生活の象徴で、夫が亡くなってからは夫そのものでした。家にいれば夫に包まれているような感覚だったのです。

 

 

夫が亡くなるまで、夫の収入は生活費に回し、繰り上げ返済は私の収入からしていました。夫が若くして亡くなるなんて考えてもいなかったので、貯金をするよりも早くローンを返したかったからです。

 

 

今ならば、共有名義にはしたくない理由を冷静にご両親に説明できると思います。でも、夫を亡くしたばかりだったその時の私は、義母から共有名義にしようと提案された事実を受け止められず、ご両親に完全に心を閉ざしてしまいました。

 

 

 

多くの夫婦がそうだと思いますが、私と前の夫の貯金がどのくらいあるかは、ご両親は知りませんでした。また、何かあったときのための二人の貯金はすべて夫名義でした。ご両親からは、それをすべて見せるようにと言われました。

 

二人で貯めてきたものだったとしても、夫名義である限り、夫の遺産ということになります。その貯金も3分の1(6分の1ずつ)がご両親のものだといわれても仕方がないのです。

 

一番単純に考えたら、土地と家の権利も、夫名義の預貯金やそれ以外の資産も、すべて私が3分の2、ご両親が3分の1(6分の1ずつ)にできるのなら、それが一番簡単なのは確かです。でも、土地と家はそんな単純には考えられませんでした。

 

 

 

当然のことですが、共有名義にするということは、ご両親にも全部ではないですが家と土地の権利があって、私一人では何も決められなくなる、ということです。これからの人生をご両親に縛られるような感覚にもなりました。

 

 

 

私の両親も交えて何度も話し合いをする中で、土地と家の権利については私がすべて相続し、それと引き換えに、夫名義の預貯金と夫の車を売った代金はすべてご両親に渡しました。

 

 

母は今でも、預貯金をすべて渡す必要なんてなかった、と言いますが、その時は、相続の話し合いでご両親に会うこと自体を早く終わらせたかったのです。

 

 

 

 

 

 

 

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