復活の年。元通りになれなくてもいい。

ハワイでの生活

明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

新年最初のブログを書こうとして、ふと思い出したことがありました。

前の夫を亡くした翌年のお正月、一周忌を目前にしていた時、Facebookで友達になっている人に向けて、「復活の年にしたい」という宣言の投稿をしたことです。

亡夫の死後、人と関わることを避けていた私は、その宣言の後、できるだけ人と会うことに決めました。

もともと人見知りの私にとって、それは勇気のいることでした。でも、一人きりの世界に埋もれていくことが怖かったのです。

当時、自分の中で、死別前と死別後は全く別の人格になったような気がしていて、死別前の自分にはもう二度と戻れないという焦りがありました。

今、世界がコロナ収束後、コロナ前の状態には戻らないと多くの人が感じているのと少し似ているかもしれません。

実際に、今のところ私は死別前の私と同じ人格ではないと思います。でも、それでよかったとも思うのです。

それを受け入れられるようになって初めて、復活したと言えるのかもしれないと今になって思います。

お正月の復活宣言後、行動していくうちに、時間はかかりましたが少しずつ少しずつ笑顔になれる回数も時間も増え、失敗もしながら、数年後には今の夫と出会いました。

色々な状況の方が読んでくださっていると思うので、死別でも、コロナの影響でも、それ以外でも、原因が何であれ、今つらい状況で、元通りになれないことに絶望している方もいらっしゃるかもしれません。

数年前の私がそうでした。

でも今、その頃の苦しんでいる私を見たら、「元通りに戻ろうとしなくてもいいよ」と声をかけると思います。

元通りにならなくても、ほかの道をさぐっているうちに、いつの間にか別の場所とか、別の方法で以前の自分と同じくらいか、もしかしたら、それ以上のところまで引き上げられているものだと思うのです。

つらい経験をしたことによって、以前と違う見方で物事をとらえられるになっていることもあると思うからです。

今年がみなさんにとって良い年になることを心からお祈りしています。

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