死別をした同士の恋愛を描いた映画 死別後一年

メッセージ

こんにちは。ハワイ在住のMichiyoです。

このブログを読んでくださっている方から、パートナーとの死別をした人同士の恋愛を描いた『昼下がりの甘いパイ』(原題:Same Time Next Week)という映画について教えていただきました。死別者同士の恋愛、再生の物語で、2020年のカナダ映画です。

教えてくださった方自身、パートナーと死別した人同士の恋愛をされています。

私も死別を経験してから再婚しましたが、死別した者同士ではないので、下記、実際の経験者の方が観た感想をご紹介します。

死別を扱っていても悲壮感が少なく、優しい気持ちになれる恋愛映画でした。劇中の台詞には「愛する人を失っても、また愛に出会える」「愛は人生で一度きりとは限らないかもしれない」「愛はもっとも必要な時に訪れる」という言葉が散りばめられ、共感できる部分がたくさんありました。

ただ、死別の悲しみや辛さをもう少し描いてもらいたかったなぁとの印象も受けました。敢えて悲しみに焦点を当てるのを少なめにして、新たな一歩を踏み出す、前向きに生きることを描いたのでしょう。心温まる恋愛映画でした。

一緒に見ていた彼女は「え~?まだ一年じゃない・・・そんな気持ち、早いよね。」と、愛する人を失ってからの早すぎる恋愛に疑問を呈していましたが、私達だって、そんなに時間が経過しないうちに恋に落ちたのに、自分たちに起きた出来事のことはすっかり忘れてしまったのか・・と、私は苦笑いです。

でもきっと周りの人間は死別者の恋愛に関して簡単には理解できないだろうと思いますし、故人を偲んで悲しみに沈んでいるべきだと考える人もいるでしょう。人それぞれですから、それは仕方ないことですけどね。当事者にしか分からないことってあるのだから・・・

というご感想でした。

私自身、前の夫と死別して一年の時点では誰かとおつきあいする、ということはしていませんでした。

ただ、残りの人生、ずっと一人なのはつらすぎるという気持ちはすでにありました。

この方のおっしゃるように、死別者の恋愛に関して簡単には理解できない方も多いと思いますし、故人を偲んで悲しみに沈んでいるべきだと考える人もいるというのは、私も身をもって経験しました。

周りの希望やイメージと、自分自身の気持ちにずれがあるのは仕方ないのかもしれません。

ただ、死別後の恋愛に限らず、タイミングは人それぞれで、こういう映画などを観るのは死別直後の方にとっては救いになる部分もあるのではないかと思います。

この映画とは別なのですが、最近、Netflixで『アフター・ライフ』(原題:After Life)という配偶者と死別した男性が主人公のドラマを観ました。

この主人公の奥さんは闘病の末に亡くなっていて、奥さんが残したビデオメッセージを観てなんとか犬の世話をしたり、なんとか仕事に行ったりしていて、いざ恋愛しようとしてもそんな気になれず、という感じで周りの人に支えられながら、ゆっくり日々を過ごしています。

現実にこういう方も多いと思います。死にたいという意味の言葉をよく口にするところなどは、自分の経験を考えても、共感できる部分が多いです。

ただ、当然ですが、私とは違うなという部分はありました。

主人公の男性は、奥様との思い出がビデオにたくさん残されているのもあって、おもに良いことを思い出しているように感じたのですが、私の場合は、死別直後は、なぜ前兆に気づかなかったのか、という後悔や自責の念ばかりで、楽しかったことを思い出すようなものを見るのもつらかったです。

私はこのドラマの主人公の男性とは違って突然前の夫を亡くしたので、違うのは当たり前なのかもしれません。

こういう感じ方も人それぞれですし、上記の映画と同じく、そこまで描いてしまうとドラマ自体が重く、暗くなってしまうというのがあるのかもしれないなとも思います。

それぞれ、自分とは違う、という部分はあるとは思いますが、共感できる部分も多いと思うのでもしよかったら観てみてください。

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