亡夫の親友がかけてくれた言葉。「ずっと一人なんて寂しすぎる」

前の夫との死別後

こんにちは。ハワイ在住のMichiyoです。

日本はもうすぐゴールデンウィークなので、過去数年のゴールデンウィークのことを考えていました。今日はその中で一番印象に残っている出来事を書きたいと思います。

前の夫の一周忌が過ぎた後のゴールデンウィークに、亡夫の学生時代の親友二人が、お墓参りも兼ねて家に来てくれました。

当時私はまだ、亡夫と一緒に暮らした一軒家に一人で暮らしていました。

二人がその家に来るのは二度目でした。一度目は、前の夫が亡くなった直後、前の夫の遺体がまだ自宅の和室にある時でした。

二人は家に着くと、まずは和室にある小さな仏壇に線香をあげてくれました。

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その後二人は、生前の亡夫が、家に遊びに来てほしいと何度も言っていたと話してくれました。

亡夫も私も、その家がとても好きでした。亡夫はその家を、親友の二人に見せたかったのだと思います。

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前回来た時に二人が入ったのは和室だけだったので、私は二人にすべての部屋を見せました。

二人は、部屋だけではなく、置いてある家具、壁にかかっている絵などを見ながら「あいつらしい」と懐かしそうに笑っていました。

一通り家を見せた後、リビングでコーヒーを飲みながら話していた時、二人が目を見合わせて、タイミングをはかっていたかのように話し始めました。

「ずっと一人でいなきゃいけないなんて思っちゃダメだよ。ずっと一人なんて寂しすぎる。俺があいつなら、そんなこと絶対に望まない」

当時はまだ、先のことを考えると不安でたまらなかった頃でした。

亡夫と同年代の男性が元気に過ごしているのを見るのも辛かった頃でしたが、なぜか親友の二人にはそんな感覚は全く覚えませんでした。

二人の言葉、その気持ち。それは私にとってとても嬉しいものでした。

そして私は、二人がそれを私に言うために来てくれたんだと思いました。

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