再婚そしてハワイ移住。死別後の苦しみからの一歩

死別の苦しみから抜け出したい方や新たな人生を考えている方に、こんな人もいるんだ、と何か感じてもらえたら嬉しいなと思い、私の経験や日々感じたことをブログに残していこうと思います

大丈夫、大丈夫。いつまでも背中をさすってくれた友人

こんにちは。ハワイ在住のMichiyoです。

 

 

前の夫を亡くしてしばらく、職場の上司や特に深く仕事で関わる人、手続き上必要な総務担当者以外には私は夫を亡くしたことを隠している時期がありました。

 

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車で通勤している人がほとんどの職場だったのですが、私はペーパードライバーだったので電車通勤をしていました。

 

 

私以外にも、使える車がないとか、車で通うには遠すぎるというような事情がある人は電車で通勤していて、たまたま同じ電車になると、一緒に帰ったりする人もいました。

 

 

そんな中で、前の夫が亡くなる前にもよく一緒に電車で帰っていた女性がいたのですが、私は彼女に夫を亡くしたことを言うきっかけがもてずにいました。

 

 

当時、私にとってその女性は、「友人」と、「仕事上でお世話になっている人」の中間のような存在でした。

 

 

 

ある日、帰りが同じ時間になったので、私が彼女にどこかに出かけた話をしたときに、夫と一緒に出かけたと思い込み、彼女は何の悪気もなく、「だんなさんも楽しかっただろうね」と私に言いました。

 

 

直感的に、この人には今言わなければと思いました。

 

 

彼女と亡くなった夫は同い年で、同じ月の生まれでした。夫が亡くなる前、そんな話を彼女としたり、義父母の愚痴を言い合ったりもしたこともありました。

 

 

彼女は私のことをそういう話をできる相手だと思っているのに、今言わなければ、後になって事実を知ったら彼女が傷ついてしまうと思ったのです。

 

 

 

 

「実はね、だんなさん亡くなっちゃったんだ」

 

 

私がそういうと、彼女は驚いて「ごめん」と言って涙を流しました。

 

 

彼女が謝らなければいけない理由などありませんでした。隠していたのは私で、三十代の夫が急に亡くなったなんて、彼女が想像するはずはないのです。

 

 

「なかなか人に言えなくて。言いたくないっていうか・・・」

 

 

その言葉に彼女はうなづいてくれました。

 

 

 

それ以降、私は彼女になんでも話すようになりました。帰りの電車が一緒になると、乗換駅で一緒に夕食をとったりもするようになり、いつの間にか、私にとって一番何でも話せる友人になっていきました。

 

 

彼女は私の表情を見て、今日は一人になりたくないのかな、と思ったら誘ってくれたりしました。

 

 

家族がそばに住んでいない私にとって、彼女の存在はとても大きなものでした。

 

 

ある日、その彼女と外で夕食をとっていて、私が夫のことを思い出して涙が止まらなくなってしまったことがありました。

 

 

彼女は、「大丈夫、大丈夫」そう言って、いつまでも私の背中をさすってくれました。

 

  

 

私が「死ねたらいいのに」と思ってしまったときに、顔が浮かんだのも彼女でした。

 

 

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今の夫と出会った時も真っ先に報告し、彼女がとても喜んでくれたことが私の背中を自然と押してくれました。「そっちの道で合ってるよ」と言ってもらっているような感覚でした。

 

 

 

そして先日の一時帰国の際は、初めて今の夫とも会わせることができました。

 

 

 

 

彼女は前の夫が亡くなる前からの知り合いでしたが、夫が亡くなる前と後では彼女との関係は一変し、私にとってはまるで新しく親友ができたようでした。

 

 

 

前の夫との死別はとてもつらく苦しい経験でした。でも、大人になってから親友と呼べる関係になれたのは、前の夫のおかげなのかなとも思います。

 

 

 

 

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